クラサスドーム大分

40,000人の歓声が生まれる国際級の多目的スタジアム。
サッカー、ラグビー、陸上などのスポーツ大会をはじめ、さまざまな文化イベントに対応。その他、大型映像装置・音響設備の利用によりイベントがさらに色づきます。スタンドなどフィールドを結ぶ仮設階段を利用することにより、フィールドの移動もスムースになります。
クラサスドーム大分は、サッカー・ラグビー等にも利用可能な陸上競技場であり、大分スポーツ公園の中心施設です。また、2002年のワールドカップサッカー大会の九州唯一の会場となりました。スポーツだけでなくコンサート、集会など多目的利用ができるように工夫された施設で、外観は球体をモチーフにしています。球体の一部が大地と接した形態をしているため、遠くから見ると他の山なみと調和し、自然と一体となります。また、クラサスドーム大分の大きな特徴である開閉屋根も、形状が球体の一部をなしているため、開いているときも、閉じているときも、シンプルで一体感のあるシルエットを形成します。
施設概要
- 規模
- 直径405mの球体の一部が地中から少し頭を出した状態。
屋根直径約274mで外周約800m - 屋根
- 鉄骨造及びテフロン膜構造・可動屋根
- 建築
- 51,830m2
- 延床面積
- 92,882m2(地上3階、地下2階)
- 収容人員
- 40,000人(可動席を含む)
- 最高高さ
- 57,46m(地上面から可動屋根天端)
- 竣工
- H13.3.15
- フィールド
- 107m×71m
- トラック
- ・陸上第一種公認全天候型トラック 400m/9レーン
・サッカー FIFA基準適合
天候に左右されない、開閉屋根
開閉式屋根
オープン時
クローズ時
可動屋根は、高い透光性をもち、雨天の閉鎖時でも、フィールドには自然光がふりそそぐ設計になっています。
クラサスドーム大分の可動屋根は世界最大級で、固定屋根の上を滑るようにスライドして開閉します。可動屋根には昼間閉じた時に内部が暗くならないよう、太陽光を通しやすい膜(PTFEコーティッドガラス繊維一重膜、透光率25%)を用いています。 骨組みは三角格子(トラス)の鉄骨を組み合わせて作られております。可動屋根の開閉は、可動屋根の端に取り付けられたワイヤロープを、アーチトラス部分に固定した滑車を介し、クラサスドーム大分地下に設けられたウィンチで巻き取ることにより行います。開動作及び閉動作に係る時間は各々約20分です。可動屋根を開けた場合の楕円の開口は、芝生への日照を最大限確保するためです。また、全体として軽快でリズミカルな構成とすることで、プレーにスピード感を与え、エキサイティングな空間を作りだしています。
みんな一緒に楽しめる最新の優しさあるスタジアム
可動席
多目的空間ホワイエ
安心の配慮設計